【2018】HandBrake(ver1.1.2)で加わった新しい設定項目について解説

最近PCを増やしたので最新版のHandBrakeをインストールしたらUIが刷新されていました。

HandBrakeは日本語非対応な上に英語でもあまり説明がない箇所が多いです。
一部分からない設定項目があったので今回はそのことについて検証していきます。

使い方と設定

使い方と設定項目は基本的に古いverと同じです。特別大きく変わった箇所はありませんでした。
ただ、プリセットは充実していたので初心者にとっては扱いやすかもしれませんね。

使い方の詳細情報はこちらの記事が参考になると思います。

HandBrake(ver1.07)の使い方と設定項目を日本語解説

エンコーダーが増えている件

HandBrake 1.1.2
  • H.264(x264)
  • H.264 10-bit(x264)
  • H.264(IntelQSV)
  • MPEG4
  • MPEG2
  • Theora
  • H.265(x265)
  • H.265 12-bit(x265)
  • H.265 10-bit(x265)
  • H.265(IntelQSV)
  • H.265 10-bit(IntelQSV)
  • VP8
  • VP9

H.265無印は多分8bitだと思います。10bit以上はまだ実用段階になっていないと思っていたのでとても驚きました。

問題は無印と10bitと12bitでどれを選べばいいのかということです。
何がどう違うのか分からなかったので調べてみましたが特に情報は出てこなかったのでここからは憶測で書いていきます。

8bitと10bitと12bitは多分色深度のことです。ちなみにUltra HD Blu-rayはH.265かつ10bit(12bitも確かいけたはず)です。
「君の名は」がUltra HD Blu-rayでリリースされて話題になりましたよね。

でも通常の1080pの動画を扱う場合は8bitで充分です。

まあブルーレイをエンコードしている人が多いのかもしれません。

何が違うのか

そろそろ本題です。

ここまでは私の勝手な憶測であって実際に比べてみないことにはどれを常用するべきか判断出来ません。

というわけで実際にエンコードをしてサイズや時間などを計測してみます。

2分間のTSファイルをH.265にエンコードした結果

TSファイルの中身は実写の23.9fps動画です。

今回使用したPCは安価なデュアルコアCPU(AVX2非対応)だったので2分間に限定しました。
短い動画を標本にするのは本当はあまり良くないですが傾向をキャッチ出来ればいいかなくらいの考えでやっています。

時間 サイズ
H.265(x265) 1:56:55 37.1MB
H.265 10-bit(x265) 3:01:27 44.8MB
H.265 12-bit(x265) 3:48:03 49.2MB

アホみたいな時間がかかっていますね。

H.265におけるAVX2の効果を実感させられました。

2bit増えるごとに1時間近く処理時間が増加しており、サイズも増えています。

これがもし30分の動画だったら相当な差になる可能性が高いです。
ここまで差が出るとは思わなかったです。

画質

次は画質についてです。
結論から言うとH.265 12-bit(x265)が一番高画質でした。

比較には絶対値を使用しているわけではなく、あくまで主観です。
そもそもH.265は主観でより綺麗に見えることを重視していたはずです。

しかし同時に輪郭周辺にノイズが若干増えていたように思えます(元々の動画にあったノイズの可能性も否定は出来ませんが)。
いずれにしろまだエンコーダーに調整の余地があるのだと考えられます。

rigayaさんのブログでは画像ありで比較していたのでチェックしてみると8bitよりも10bitの方が綺麗です。
注意しておいて欲しいのが2015年の情報ということです。あの頃のx265は性能がいまいちでした。

https://rigaya34589.blog.fc2.com/blog-entry-571.html

サイズと時間がトレードオフになるのでH.265(x265)を選択するのが今のところはベストです。
12bitは魅力的ですが私の環境で常用するのは厳しそうです。アニメだけ10bitを使うくらいに留めておくのがいいのかもしれません。

結果:ソースによってbitを柔軟に変えた方が良さそうですね。