
数日前、PS4を違う部屋に移動させた関係で予備のHDMIケーブルパッケージを開封しました。
その時に「現在のHDMI規格はどうなっているのか」と少し気になったので知識の再確認という意味も含めてHDMIについて調べることにしました。
こんな悩みはありませんか?
- HDMIケーブルの選び方のポイントを知りたい
- もっと高品質なHDMIケーブルが欲しい
- 4K/8Kチューナーをテレビに接続したい
目次
HDMIケーブルとは?
総称:High Definition Multimedia Interface
レコーダーやゲーム機などの映像・音声を1本のケーブルで接続するための規格です。
今日においてはパソコンからスマホまで様々な機器で利用されています。
最近の規格と思っている人もいるかもしれませんが古い規格です。
しかしバージョンによって機能が違うので新しい規格と考えても別に間違いではないのかもしれません。
普及には随分時間がかかりました。2010年より少し前くらいに爆発的に普及したような印象があります。
完全地デジ化で液晶テレビの購入需要が高まった頃です。
HDMIの便利な機能
あまり知られていませんが
- Ethernet接続(≒インターネット)
- HDMIリンク(違う機器のリモコンで電源などの操作が可能)
このような機能もあります。HDMIリンクはブルーレイレコーダーとテレビを連携させる時によく使われます。
HDMIのバージョン
ver | 解像度 | 備考 |
---|---|---|
1.4 | 一応4KもOK | 4K映画程度であれば問題なし |
2.0 | 4Kまで | 後にHDRも対応 |
2.1 | 8Kまで |
コネクタ(端子)の種類
HDMI⇔HDMI(タイプA:19ピン)
ほとんどのHDMIケーブルのコネクタはこのタイプ。
HDMIミニ(タイプC)
ビデオカメラなどと接続するために片方のコネクタが少し小さめ。普段あまり見かけない。
HDMIマイクロ(タイプD)
スマホ・タブレット・デジカメなど
MHL
スマホ・タブレット向けだが片方のコネクタがUSB。
見分け方と選び方のポイント

冒頭でも少し話したHDMIケーブルのパッケージにはバージョンの表記がありませんでした(私の見落としの可能性も否定できませんが)。
そこで他の見分け方なども含めて話を進めていきます。
フルHD:1920×1080(PS4やブルーレイレコーダーなど)
現在市場にあるHDMIケーブルならどれでも大丈夫です。
※用途によっては例外あり
4K映画
これも同様にほとんどのHDMIケーブルが対応しているはずです。
4K対応レコーダー・チューナー
問題はここからでこの用途だとver2.0以降が必要になります。
- プレミアムハイスピード
- 18Gbps
このどちらかの表記があるHDMIケーブルを選べば安心です。
Ultra HD Blu-ray
これも上記項目とほぼ説明は同じですがHDR対応を謳っているケーブル選べば大丈夫です。
PS4 Pro
4K/HDR対応を謳っている製品を選べば問題ありません。そもそもHDMIケーブルが付属しています。
8Kチューナー
ver2.1(結構
新しい規格)のケーブルが必要になります。
通販サイトで探してみましたが2.1未満の商品ばかりなので気をつけた方がいいかもしれません。
HDMIケーブルによって画質は変わるのか
家電量販店のケーブルコーナーに行ったら滅茶苦茶高い価格のケーブルありますよね。
基本的にどれも画質は同じはずです。デジタル接続において理論上映像は同一(完全一致とは言ってない)なのでケーブルによって画質が向上することはありえません。
ただしひどい環境or安価なケーブルだとエラー訂正のキャパシティをオーバーして映像がおかしくなる可能性はあります。
あと長いケーブルを使う時にも注意が必要です。途中でロスが発生したりノイズが入る可能が高まるので高品質なHDMIケーブルを使うのがベターです。
最後に
ここまで読んでみて如何でしたか?
必ずしも規格以下の性能しか出ないわけではなく規格以上の能力を有しているHDMIケーブルも普通にあります。
実際に利用してみると使えたという実例があるのでお手持ちのHDMIケーブルが古いからと言って安易に買い換えるのではなくまずは試してみることをおすすめします。