目次
あらすじ
私立探偵:毛利小五郎が刑事時代に逮捕した犯罪者が米花刑務所から出所するところから事件が始まっていく。
毛利小五郎の関係者が次々と負傷する事件が連鎖的に発生してそれを止めようと犯人を追跡するが失敗。
しかし犯人は意外な場所に居た!そしてコナン自身も絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
名探偵コナン 14番目の標的の感想(ネタバレなし)
劇場版2作目の作品です。
想定していたよりも1作目の興行収入が良かったのか客の年齢層を少しだけ広くした感がありました。
今回は毛利夫婦の過去にスポットを当てた映画です。
おっちゃんカコ(*゚∀゚)ィィ!
特に大量の伏線と回収のシーンは絶妙だなと思います。
これ考えた人はすごいですね。次々と起こる事件のテンポを邪魔するわけでもなく変なトンチが効いてるわけでもないので不快になりません。
あとこの時点では多分初登場であろう○○シーンがあるので驚きました。
前作よりも作画と音響に力が入っていたのも好印象です。没入感が高まり、あっという間に時間が過ぎます。
家族で見ると気まずくなるかもしれない描写があるので注意。
このページを見ているあなたが何歳かは分かりませんが
疑問が発生したとして間違えても「○って何?」と周囲の人間に聞くべきではありません。
表現・演技の理由:本当は5にしたかったです。いくつかのチームで分担して制作していたのか時間が足りなかったのか分かりませんが作画がおかしいシーンがそこそこありました。現在の視聴環境が(相対的に)優れているせいで気になるのかもしれませんが…。
名探偵コナン 14番目の標的最大の魅力
名探偵コナンと言えば阿笠博士の発明品が有名で今回の映画冒頭では発明品の紹介を丁寧にしています。
上の画像は紹介のシーンです。1分以上の尺を使っています。
あれ?今回は丁寧だな…と思っていたのですがその理由については話が進むにつれて分かりました。
作中では発明品が大活躍していて伸縮サスペンダーがコナンを強力にアシストするからです。
トランシーバーを利用して犯人を追跡するシーンは最高にワクワクします!
印象深かったところについて考察・解説
毛利夫婦の離婚の真実の先にある真実
心配してコナンが変声期を使って蘭に電話をしているシーンです。
蘭「私分かったのよ。お母さんがお父さんの元から去った訳が…」
新一(コナン)「フーン、あの小五郎さんがおめぇの母さんをね」
おっちゃんは客観的に見たら離婚待ったなしのことを妻の英理にして、そのあとすぐに別居生活をしています。
蘭「いくら腕に自信があるからって、私…もうお父さんのこと信じられない。新一だったら絶対にそんなことしないよね」
肯定も否定もしないのですが代わりにこう答えています。
「それがイコール真実とは限らない」
なるほど。表面上は酷い結末でも中を開けたら全然違う可能性があるということですね。
いい感じの挿入歌が流れているシーンだったのでその後の蘭のセリフにはグッときました。
主人公のびっくり技能
ヘリコプターパイロットが一人しかいない状態で操縦が不可能になったシーンです。
コナン「校庭へ着陸するからおじさんはペダルとコレクティブ操作を!」
出力をコントロールするレバー。これによって高度などを調節する。
フットペダルでやるのかと思っていましたが、ペダルは別の操作が割り当てられているみたいですね。
小五郎「ばかっ!いや、やめろ!俺たちを殺す気か!」
当然の感想ですね。なぜなら小学校一年生の子供に操縦を任せるのですから。
コナン「大丈夫。ガキの頃何度も模擬操縦してっから」
小五郎「…今だってガキじゃねぇか(震え声」
おっちゃんが正論すぎてワロタ
このあとコナンはサイクリック(方向)のスティックを握って機体をコントロールして無事に(?)生還しました。
ヘリコプターを操縦出来るのは驚きです。多分高校生の頃でも一人でヘリコプターを操縦出来る技能があったのだと思います。
ちなみにびっくり技能はこれだけではありません。
記憶力が良すぎる件について
犯行の現場を見たコナンが手掛かりを必死に思い出そうとしているシーンです。
コナン「待てよ…犯人はあの時…。思い出せ!思い出すんだ!」
いやいや
考えるだけで手掛かりは出てこないから^^;
コナン「右手だ!なんてこった。俺はとんでもない思い違いをしてたんだ」
記憶力良すぎィ!
瞬間記憶能力かと思うくらいの精度です。
今回の事件はこの記憶力の高さが決定打となって犯人を特定することに成功します。
名探偵コナン 14番目の標的という作品に触れて感じたこと
離婚して距離が離れていても家族なんだなって感じさせられました。
まさか毛利小五郎の刑事時代の謎を土壇場で解くとは思わなかったです。
そしてそれが14番目の標的を救うことになるとは…。
あとコナン君がリミッターを解放したかの如くリスク無視して行動するのは笑ってしまいました。
そのせいでツッコミどころ満載
あれは最早一種のメタ(第四の壁)ですねw
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