新訳というタイトルの通り、既にアニメ版として放送されたものを再編集という形で映画化した作品です。
すでに予告の時点で面白そうですね。
目次
原作とメディアミックスについて
週刊少年ジャンプで連載していましたがジャンプGIGA(増刊号)にて一応完結。今は銀魂公式アプリが主軸になっているみたいです。
アニメ版との違いは?
映像を全部流用しているわけではなく、既存の映像や作画の調整をした上で新しくシーンを追加しているようです。
作品情報
タイトル | 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 |
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ジャンル | アニメ(コメディ) |
公開 | 2010年 |
時間 | 約95分(本編:約80分) |
あらすじ
鎖国が解禁された江戸の町が舞台になっている。ただし、侵略してきたのは宇宙人。
1人の男が辻斬りにあうシーンから物語が始まる。
主人公:坂田銀時が経営している万事屋銀ちゃん(何でも屋)に持ち込まれた依頼に関する話。
この映画を一言で表すなら現代江戸SFファンタジーコメディバトルアクション。
劇場版 銀魂 新訳紅桜篇の感想(ネタバレなし)

何から話したらいいのか…。
とりあえず開幕早々メタ発言の連発で笑いました。冒頭で世界観についてはある程度の説明があるのですが初見の人には辛いと思います。
そこそこ銀魂のことを知っている私でも困惑するほどキャラクターが大量に登場するので、新規顧客獲得のための映画ではなく銀魂を知っている人に向けて作られた作品っぽいですね。
まあ銀魂のファンであれば間違いなく楽しいです。
相変わらずのぶっ飛んだギャグのオンパレードで何回も笑いました。
前半はコメディ要素が強いのですが後半で描かれる紅桜と対決するシーンは最高にワクワクしたのでアクション要素を期待してもOKです。
神楽の身のこなしもビックリで(ry
これ以上感想を詳しく書くとネタバレになるので詳細は考察にて綴ります。
ちなみに今回の話は真選組(警察)の出番はほとんどなく、銀さんや反幕府勢力を中心に描写されています。
印象深かったシーンについて考察・解説(ネタバレあり)
最初に流れる会社ロゴがワーナー ブラザース
これには驚きました。
テレビ東京単独での製作かと思っていたら調べてみると製作委員会方式だったのでおそらくワーナーのロゴが流れたのかと。
「サンライズ(銀魂の制作会社)が海外進出を狙ってブラザースに持ち込んだ説」などと主人公たちが議論している最中はこのカットのまま数分間進みます。
実にメタい
まあ日射しの描写が地味に変化しているので手抜きというわけではなさそうです。
計測してみたら約3分30秒経ってやっと本編が始まりましたw
私は銀魂を知っているので驚きはしないですけど地上波と衛星のアンテナがあってカオスですね。
なぜか全裸で素振りをやる近藤勲
えぇ…。遮蔽物があるわけでもなく謎の光が映っているわけでもなく普通にモザイクで隠れているのが味わいをより深くさせています。
もしも私がこのシーンの時にお茶でも飲んでいたら
間違いなく噴いていました。
こいつら本当に真選組なのかよw
最初は上半身が少し映ってシリアスな話をしていたので熱心に頑張ってるんだなと思っていたら見事に期待を裏切られました。
流石PTAから苦情が来るアニメですね!劇場版でもメーターが振り切れています。
土方「素振りは全裸でなくてもいいんじゃねぇか?」
ほんとそれ。
せめてパンツ履いてどうぞ。
依頼者を全力で殴っていくスタイル
クソワロタ。
最初の依頼者は桂のペットであるエリザベス。
桂はもう手遅れなのではないかと言ったらなぜか新八がブチギレ。
よく見たら色々おかしな点があります。
ペットのはずなのに下からすね毛が見えてますし、新八に至ってはトゲ付きのメリケンサックを使っています。
もしかして中身おっさんなのでは?見た目は可愛いのですが…。
このあと新八が土下座謝罪することになるんですけどねw
人を煽るのが上手い神楽
神楽は連続バク宙で銃弾を全て回避しています。
Tウイルスを取り込んだウェスカーもびっくりな身体能力で驚きました。
しかし接近戦となり、膠着状態になったのでどうするのかなと思っていたら…
神楽「また子、股見えてるヨ」
と言って注意をそらしたのが笑えました。
さらにはパンツにシミがついてると追い討ちを掛けていくのも最高!
ちなみに身体能力が高いのは彼女が宇宙最強の戦闘民族である夜兎族の生き残りだからです。
新八の姉:志村妙が色々ヤバ過ぎる
意識が大丈夫か確認するために自分のことが分かるかどうか問いましたが
銀さんはまな板みたいな胸した女と答えてしまったので絶対安静状態の銀さんを笑顔でグーパンしましたw
看病するだけなのに薙刀を持っていますし、なぜかジャンプの読み聞かせをするという…。
そして極め付けが
ターミネーターみたいな姿になっている件
彼女は本当に人間なのだろうか。
妙さんの恋人になる人は大変ですねぇ。
名言ktkr
俯いてる依頼者に
銀時「お前の面の皮はジャンプスクエア?」
こう言い放ったのは笑えました。
ジャンプスクエアは月刊誌なので結構厚みがあります。
依頼者の兄が黒幕側ということも判明して銀さんは相当呆れていたのかなと思います。
これは明日から使える比喩表現なのでどこかで使いたいものです。
一部画質が悪い
元々解像度があまり高くない引きの絵をズームした結果の映像なのか、画質の悪さが目立ちます。
もちろん私の再生環境に問題がある可能性もあり得ますが液晶テレビで見たら綺麗に映える程度の問題なのかもしれません(ある程度の価格帯以上の液晶テレビは高画質エンジンを積んでいる)。
これについてはブルーレイソースで確認したいところです。
桂が進む道を切り開くために戦闘を手伝ってもらった報酬について算出してみた
神楽
- 酢昆布10年分
- 渡る世間は鬼しかいねぇこの野郎DVD全巻
- 定春のエサ
1日に1箱酢昆布を食べると仮定します。
1箱80円 x 365日 x 10 =292,000円
DVDBOX1個あたりの値段が15,000円と仮定します。
渡る世間は鬼しかいねぇこの野郎という作品は存在しませんがそれに近いものは第10シーズンまであるので
15,000円 x 10 = 150,000円
エサは大したことなさそうですが定春のサイズは大きいです。
どれくらい食べるのかは分かりませんが結構な量を食べるのは確かです。
ドッグフード3kgで3,000円くらいだったので1日につき3,000円〜10,000円くらいはかかってそうです。話が進まないので5,000円を1ヶ月分と仮定します。
5,000円 x 30日 = 150,000円
全部合計して592,000円でした。
新八
- お通ちゃんのNEWアルバムと写真集
- バーゲンダッシュアイス1000個
アイドルのNEWアルバムと写真集
2,000円 + 3,000円 = 5,000円
バーゲンダッシュアイス
272円 x 1000個 = 272,000円
全部合計して277,000円でした。
新八は問題ないかと思っていたらクッソ高かったので驚きました。
2人とも強欲すぎィ!
原作でこのシーンの回収があったのかは知りませんがぜひ見てみたいものです。
主題歌とエンディングテーマ
仲間達の退路を確保するために銀さんと桂だけ残って戦うラストシーンで流れる楽曲はDOESが歌う「バクチ・ダンサー」という曲です。
背中合わせのこの構図はグッと来るものがあります。
普段は馬鹿やってる2人なんですけど、この時の活躍は最高でした!
エンディングで流れる楽曲は同じくDOESが歌う「僕たちの季節」という曲です。
松陽(しょうよう)先生って誰?
冒頭で子供時代の銀さん達に学問を教えている先生のことです。
このシーンに出てくる教科書が新訳紅桜篇でのキーアイテムとなるわけで桂も敵も肌身離さず持ち歩いていました。
何が書かれているのか気になりますね。
銀さんの場合は…
「ラーメンこぼして捨てた」
本を置いてる横でラーメン食べるなよとw
登場人物
面倒なので人物相関図を書き起こしました。
この相関図があれば多少は理解の助けになるのではないのかなと。
劇場版 銀魂 新訳紅桜篇の評価
その減点部分を上回るコメディ要素で大幅に加点出来るので面白さを星4にしています。
興行収入は悪くなかったみたいなのでノリや雰囲気だけで楽しめた人が多かったのかもしれません。
尺的には世界観と登場人物の説明に10分くらい使える余裕があるのであらすじのボリュームを増やすべきです。
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