目次
概要
ジャンル:お仕事系
原作:まんがタイムきららキャラット(芳文社)
放送:2016年7月-9月
あらすじ
高校を卒業してゲーム開発会社イーグルジャンプで働くことになった涼風青葉。
ついこの前まで高校生だったので当然社会経験もなく女性ばかりの楽しげなチームに配属されて右往左往しながらグラフィッカーとして成長していく話。
ネタバレなしの感想
まあまあ面白かったです。
ストーリーや世界観そのものが面白かったというよりかは主人公青葉ちゃんのあたふたする姿や周囲のキャラクターが魅力的でしたね。
1話の時点ではあまりキャラクターの掘り下げは無かったですが話が進むにつれて交流が深まり、先輩たちの可愛さがより理解出来るようになりました。
登場人物
右から順番に
涼風 青葉(すずかぜ あおば)
- 主人公(18歳)
- 真面目で素直な女の子。高校を卒業して春から入社
- 見た目が幼いので中学生に思われることも
- 小学生の頃にハマったフェアリーズストーリーをきっかけにイーグルジャンプに入社
- 実家から会社へ勤務
滝本 ひふみ(たきもと ひふみ)
- 人とのコミュニケーションが苦手で社内メッセンジャーを介して話すことが多い
- 仕事中はイヤホン装備が基本
- 笑顔がとてもキュート
飯島 ゆん(いいじま ゆん)
- 関西弁で話すオシャレな女の子
- デスクに紅茶セットを常備している
- キャラ班
八神 コウ(やがみ コウ)
- 25歳
- 青葉の上司
- 初めて携わったゲームはフェアリーズストーリーでキャラクターデザイン担当だった
- 毎日遅くまで仕事しており、もはや会社に住んでいる(寝るときはパンツ一丁)
篠田 はじめ(しのだ はじめ)
- ボーイッシュだがスタイルは中々
- 資料兼趣味と思われるグッズがデスクに大量にある
- モーション班
遠山 りん(とおやま りん)
- 25歳
- AD(アートディレクター:グラフィックの管理)
- 青葉が初出社日に会社ビル前で出会った先輩。その際青葉のことを子供扱いしてしまう
- コウとは同期で一言で表すならおっとり系という言葉が多分妥当
葉月 しずく(はづき しずく)
- ディレクター
- ミステリアス系な女性で”もずく”というネコを飼っている
- 社内ではそれなりのポストにいると思われる
阿波根 うみこ(あはごん うみこ)
- しずくの部下
- 1話でエアガンぶっ放した
桜 ねね(さくら ねね)
- 大学生
- 青葉の幼馴染でお互い頻繁に連絡を取り合っている
人物相関図
机の位置
NEW GAME!最大の魅力
イーグルジャンプの人間関係が理想的。
クリエイティブな仕事は納期や予算の関係で人手不足という面が目立ってしまいます。仕事そのもののやりがいや楽しさを軸に置いて話を展開するものだと思っていましたがNEW GAME!では人間関係の描写や主人公の成長について言及するシーンが沢山あるのでどちらかと言うとお仕事系アニメというよりかは日常系アニメと言った方が正確なのかもしれません。
常日頃からクソな上司や先輩に囲まれてる人は絶対にNEW GAME!を観るべきです。たとえ待遇面が微妙だとしてもこんな職場で働けるのが理想ですよね。
主人公の青葉ちゃんも面白くて素敵です。
グラフィックチームは個性豊かな女の子が多い
印象深かったところ
イーグルジャンプはブラック?
NEW GAME!では時折パソコンの画面や時計などで時間の進行が明確に描写されるのですが
これ何話の画像だと思いますか?
1話ですよ!
新入社員なのに初日で21:00終業はインパクトが大きいです。
偶然こうなったのではなく連日これが続きます。
・連日残業が続いたのは上司であるコウの思いやりに起因する
・歓迎会の費用は会社持ち(本当は凄いことでもなんでも無い)
ブラックか否か判断するとしたら間違いなくブラック企業でしょうね。
でも少なくとも部署自体はそこまでブラックでは無いように思えます。
私物の多さ
自分の席に案内されて早速お隣さんと仲良くしようとする青葉。
はじめ「こんなポーズでいいかなぁ」
彼女はモーション班なので動作の確認のために剣を振り回しているようですね。
青葉「なんなのこの会社〜」
見慣れた光景ならともかく新入社員の青葉にとっては初めて見る光景なので頭を抱えて恐怖します。
結局話をすることが出来ず^^;
壁に飾ってある他の私物もチェックしてみると
・聖剣
・フィギュア数体
・お面
などとバラエティ豊かです。
パーティション(壁)自体緑色で明るい気分で仕事できそうですがフィギュアなどのインテリアが映えてるとより楽しく仕事が進みそうです。
ゲーム開発という仕事の魅力
初仕事でフェアリーズストーリー3のモブ(村人)のモデリングを任された青葉ですが何回も何回もコウにリテイクを喰らいます。
結局完成しなかったのですが遅い時間になったのでりんに帰るように諭されます。
りん「NPCは作っていて楽しい?」
青葉「楽しいです。だけどこんなに大変だとは思ってませんでした。今までは一人で絵を描いてそれで終わりだったから修正が来るのも初めてだし」
りん「そうね。それがモノを作ってお金を貰うってことよね」
ふむふむ…。
りん「実はね今朝の青葉ちゃんが提出してきたの、本当ならOKなの」
青葉「えぇええええ!?どういうことなんですか?OKなのにOKじゃ無いって」
りん「青葉ちゃんには通常のOKラインで満足して欲しくなかったんじゃ無いかな。期待しているのよアレで」
駅から自宅まで歩いている帰り道の途中に幼馴染のねねから電話がかかってきます。
その電話で自分が作りたかったモデリングを具体的に言葉に出してねねに教えたことを切片に何が不足していたのか自覚しました。
翌日、朝早く出勤をして足りなかった最後のピースを加えて完成させました。
コウ「うん。OK凄く良くなった」
青葉「わぁあああああ!やったぁ!」
コウ「どう?青葉的には満足?」
青葉「これは満足ですけどまた1から作ったらもっといいのが作れる気がします。あとちょっと時間がかかりすぎです」
コウ「そうだね。これは1週間以上かかっちゃったけど次は3日で作ってみようか」
青葉「えぇ!?」
コウ「だから3days」
青葉「せ、せめて4日になりませんか」
コウ「何言ってんだよ!最終的には1日1体作ってもらおうと思ってるんだからね」
なるほど本来は1週間以上のリソース(青葉やコウの人件費や時間)を消費する仕事では無かったんですね。
つまり最初から無理難題を押し付けていたのではなく仕事に妥協をして欲しくなかったので長時間のリソースを割いてでもリテイクを繰り返したみたいです。
深読みすると仕事の楽しさや達成感を覚えて欲しかったのだと思います。
NEW GAME!という作品に触れて感じたこと
世の中には色々な仕事があります。ソロでの仕事、デュオでの仕事、複数人での仕事。
NEW GAME!はチームで仕事をすることの楽しさを教えてくれる作品です。
職場・学校の環境に不満を持っている人がシンパシーを覚えるようなストーリーでは無いので誰しもが楽しく観ることが出来るアニメです。是非購入してみてください!
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