RAIDをバックアップとして使ってはいけない3つの理由

RAIDは物理的に別のHDDに分散して多重に書き込むことによって
壊れたときにHDDを交換したらデータの損失を防げるというシステムです。

データの損失の対策というよりかはPC(orサーバ)が稼働し続けることに重点を置いたシステムなのでバックアップとして使うのは間違っています。

RAID0とかいうまがい物には注意

書き込み速度は抜群に速いです。別名ストライピング。

しかし1台でも壊れたらアウトでRAIDとは呼ばれていても冗長性が全くない為、RAID1と組み合わせる必要があります。

RAIDを構築するハードルが高すぎる

  • 容量が同じでなければならない(余った容量は利用できない)
  • 装置の価格が高い
  • HDDをストック分も含めて数本必要になる
  • 一度構築してしまったら後から柔軟な変更が出来なくなるので容量を多めに確保する必要がある

※メーカーによって多少違ったりはします

データの読み書きに必要なハードが故障したら原因の切り分けが大変

明確に故障していればすぐに気づいて被害は最小に抑えることが出来ますがそうでない場合はデータが破損していることに気づかないことになってしまいます。

仮に故障に気づいたとしても問題なのはここからです。
何が原因か判明するまでに必要なステップ数が大量にあって最悪、もう1台RAIDシステムが出来上がるほどのハードを購入する必要があります。加えて、時間も大幅にロストします。

サーバ管理の仕事の人でこの手のエラーが起こったら大変だと思います。ベンダー(保守担当)を呼んでも原因が判明するのに数時間掛かったりとか…。

もちろんその間は作業ないしは読み書きが出来ないことになります。

ヒューマンエラー

間違った操作でデータが全部消えるパターンです。

ある程度の知識があれば問題ないのですが初心者だとRAIDの構築や設定はとても難しいです。
取り消しが出来ない操作をする際には警告文が表示されるはずですがメッセージの中身が専門用語だらけだったり…。

いまだに私もRAIDの設定画面には慣れてません^^;

HDD交換作業中にもう1台壊れる可能性がある

ありがちなのは復旧作業中にまだ壊れていない残りのHDDの負荷が高まり、もう1台壊れるというパターンです。

仮にHDD Bに平行して書き込んだデータが残っていたとします。
この復旧作業は長時間かかるのでHDD Bは普段よりも高負荷がかかります。

通常、RAIDを構築する際には同じ時期に買った同じ型番のHDD数台を利用するので
もしかしたらHDD BとCも壊れかけという可能性もあるかもしれません。

これに関してはRAID6などで対策は可能ですがRAIDを制御するハードやソフトが壊れたらもうそこでお終いです。

ちなみにHDDのデータ復旧サービスをやっている会社がありますが1台のHDDを依頼しただけでも高額な料金の支払いが必要です。
RAID(冗長性)があるHDDだと更に費用がかかるのでRAIDの運用には日頃から気をつけたいものです。

ではどうしたらいいのか

答えは簡単で外付けHDDを使うことです。

外付けHDDは常にコンセントやPCに繋ぐ必要がないので過電流やショートによる破壊は限りなく低いです。
月に1回くらいPCに繋いであなたの大事な動画音楽写真などのデータをバックアップしたらそれでOK。

RAIDという仕組み自体全然悪くありません。
リアルタイムでデータが保護されているというのは大きなメリットなので余裕がある人はRAIDと外付けHDDを併用するのが一番の対策になります。

どんな外付けHDDを選べばいいか

パソコン外付けHDDのおすすめランキング。バックアップからテレビ録画まで用途別に紹介します

最近はストレージプールというのが流行(?)している

私はWindows10に搭載されている記憶域というRAIDに近いツールを使用してデータの読み書きをしています。

HDDの容量がバラバラでも利用出来ますし外付けHDDでも大丈夫です。
管理画面が使いやすいというのも最高です。

ただ、記憶域は日本であまり利用者がいないのか解説している人が少ないのが残念です。あったとしても古いOSの記憶域だったりします。
MSのWEBサイトにもあまり詳しい説明がないですしエラーコードについて調べても全然ヒットしないという…。