
あなたは3大キャリアを使っていますか?格安SIMを使っていますか?
知識が豊富な一部のみのユーザーが自己責任で利用するというのが格安SIMが始まった当初の印象でした。
一部のスマホ(環境)ではOSのバージョンを上げただけで利用に問題が出てくるなどのトラブルもありましたが最近ではCMやWEB広告などによって幅広い層に認知されつつあります。
今日においては格安SIM専門のショップが駅前などにオープンして機械にあまり詳しくないユーザーでも使用出来るようになっています。
目次
実際に利用してみた感想

- 月々の料金が大幅に下がった
- 料金プランがいくつも用意されていて柔軟な使い方が出来る
- ゲームやブラウザは9割快適
キャリアと格安SIMの違い
Bはキャリアの括りに入れていいと思います。楽天モバイルは2019年にサービス開始を目指しているそうです。
キャリア
基地局から設備まで自分で保有。
格安SIM
基地局や設備のほとんどをキャリアに依存。しかし残りの部分の性能がとても大事な要素になります。
格安SIMは遅いって言われるけど…
結論から言うと格安SIMだからと言って無条件で遅くなるわけではありません。
巷でよく挙げられている理由
- 回線の一部しか使えない
- 回線の一部をみんなで共有しているから遅くなる
- キャリアの下位互換
高速道路に例えるのが一番分かりやすいと思います。
通る道路自体はどの会社も同じです(ただし3大キャリアは道路自体完全に別の場所に存在する)。キャリアと仮想移動体通信事業者の契約によっては使用可能な道路が制限されているかもしれませんが基本的にここがボトルネックになることはないはずです。
ちなみに車種はスマホの性能になります。アグリゲーション対応の機種だとさらに速度がアップします。
しかし出入り口である料金所は格安SIMの会社が自前で用意する必要がある為に各社で速度が変わってきたりします。
料金所の性能と数も考える必要があります。
ここはハッキリ言って資本勝負ですね。
3大キャリアは元々大規模な数を支えていたので料金所の性能と数がチート級です。
通信の最適化

料金所の人間は勝手に車の中の荷物を軽くします。
それを通信の最適化と言って大きな問題になりました(キャリアと格安SIM両方)。
多分条件があるのだと思いますが無条件で通信の最適化をした企業はとても批判されていました。
SSL通信だと速度が落ちる

最近では通信にSSL(暗号化)を使うのが当たり前となっていてブラウザのURLがhttps://から始まっていればSSLです。
SSLであれば車のドアにロックをかけることも出来ます。
車の中に料金所の人間が立ち入れない時はタイヤにチェーンを装備される可能性があります。
チェーンを装備されると当然速度が出ないわけでこれも問題として上がりました。
当ブログでもSSLを使用しています。
私のスマホからこのブログの画像多めのページを見た際にすごい時間がかかるんですよ^^;
まさかピンポイントでSSLに速度制限がかかるとはつゆ知らず疑いもしなかったので原因究明と対策に長い時間を要しました。
流石に速度制限をかけすぎたと反省したのか今ではストレスなくWEBページの閲覧が出来るようなっています。
最近の格安SIM事情
多くの企業が格安SIMに参入しましたが淘汰されつつあります。
やはり資本力や技術力に長けた企業が強く最近ではゲーム・音楽・動画に関してはほぼ無制限に利用できるという格安SIMが登場しています。
3大キャリアも健闘している
一方で3大キャリアも顧客の転出をなるべく阻止しようとして安い料金プランを登場させました。
家族利用前提などの条件はあるのですが特に長期契約ユーザーはとてもお得だったので私がプライベートで使っているスマホは維持費が格安SIMよりも安いです。
ドコモと格安SIMの速度を実際に比較してみる

測定環境が同一でない実験は標本とするべきではありませんが格安SIMを宣伝することが目的ではないので妥協。
スマートフォンの性能はiPhone>Androidが一般的です。
しかし私が持っているAndroidスマホはiPhoneよりもはるかに新しい機種なので条件はイーブンとして問題ないだろうと判断しました。
平日23時に計測した結果
ダウンロード | アップロード | |
Android(ドコモ) | 9.7Mbps | 10.2Mbps |
iPhone(ドコモ系格安SIM) | 13.7Mbps | 7.7Mbps |
同時に計測はしていません。https接続対応の速度テストアプリで別々のタイミングで計測しています。
とても驚くべき結果ですね。
最初は間違いかと思ってやり直しましたがこの数値で問題ないようです。
最後に

ここまで読んでみて如何でしたか?
利用しているエリアや時間帯によっては速度テストの結果が大きく変動します。
今回の結果はあくまで一つの例であって格安SIMの性能を担保するものではありません。
しかしこのような例もあるということを忘れないでほしいです。