「ホーンテッドマンション」の映画レビューです。
まだ見てない人、既に見たけど評価が気になっている人に向けて「ホーンテッドマンション」の魅力を語ります。
目次
あらすじ
不動産屋のジム・エヴァースは夫でもあり親でもあった。
仕事の腕前はピカイチだが一方で家庭を犠牲にしていて妻のサラを激おこ状態にさせてしまう。
そこでまとまった休みを取って家族で出かける提案をすることで何とか沈静化させるが住所が豪邸街にある新規顧客から連絡が来てそれを承諾。
客の要望はサラ一人でとのことだったが家族旅行ついでに少し会って話すだけの予定なので家族全員で屋敷に行くことに。
しかし大量の雨の影響かその日は客の屋敷に滞在する羽目に…。
ホーンテッドマンションの感想(ネタバレなし)

まあまあ面白かったです。どちらかと言うとホラー系に分類される映画ですがこれは家族向け作品です。
大人が見ると賛否両論あるのは仕方ないかなと思いました。また、価値観によっては大幅に減点になる要素が一つだけあるのでそこは工夫して欲しかったです。
放映時間はあまり長くないので家族で遠くにお出かけした時に車の中で見るのにちょうど良いかもしれません。
この作品を一言で表すなら怖くないホラー映画です。
ちなみに原題:The Haunted Mansionのマンション(mansion)は集合住宅ではなく豪邸という意味です。
表現・演技の点数が低い理由:私の価値観的に大幅な減点となったシーンがあったからです。
ホーンテッドマンション最大の魅力
めちゃくちゃ怖いシーンがありません。
私は急に驚かされる展開が苦手なのでその点はすごく評価しています。
笑ってしまうシーンが途中にいくつもあったのでコメディ系のテイストも多少混ざっている感じですね。
流石はディズニー作品です。
印象深かったところについて考察・解説
握手を拒む理由
ジムは今回の依頼主である豪邸のオーナーと握手をしようとしますが無視されます。執事も同様に無視したのは何故なのでしょうか。
彼らは生者ではないということを前提に理由を考えてみました。
- 幽霊は体温がない
- 実体化をずっと維持することが出来ない
この後の会話で幽霊の存在を信じているかどうか聞いてくるので間違いなく自分がどんな存在かと理解しているということが読み取れます。
きっと握手をすると何か不都合が…と思ったのですがサラの体をペタペタ触るシーンが満載です^^;
電波が圏外
娘メーガンが携帯電話で通話を試みますが通じません。こういう設定はホラー作品ではありきたりですね。
単純に電波が届かなかったのか屋敷全体が異世界化していたのか…。
そもそも彼女らが帰れなくなったのはいきなり激しい雷雨がという経緯があったのでこの時点で外界と遮断されていた可能性があります。
ギミック満載
あまりにも暇だったのか部屋にあるオルゴールを息子マイケルが勝手に開けるとそこには青球が!
なぜこのような現象が起きたのかは分かりません。青球の過去の思い出の象徴だったのかもしれませんね。
歌う銅像が愉快すぎる
ジム「邪魔して悪いんだけど、もしかして納棺堂はどこにあるか知ってます?」
無視
銅像「〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜♪」
この後も歌い続けてめげずに聞き出そうとしますが彼らは歌ってばかりで情報が何一つ出てこない(笑)
やりとりがシュールすぎて笑ってしまいました。
ラストシーンについて
成仏できずに地上に取り残されたままの幽霊が旅立つシーンです。
緑球「ようやく揃った天国の天使。最後に救われし死者の魂たち。愛は全てを超える。ただ愛があるがゆえにそして永遠という時間を生き続けるのだ」
多分屋敷から脱出したあとのシーンなのですが後部座席には屋敷攻略のヒントを出してくれた緑球(マダム・リオッタ)がいい感じにまとめてくれています。
成仏しないのかよ!
しかし…
メーガン「ママ、水晶玉うるさい」
マイケル「まだ着かないの」
メーガン「お腹空いてきちゃった」
マイケル「ピザ食べたい」
( ;∀;)イイハナシダナーで終わるかと思ったらうるさいで一蹴されていました。
終わり方で一つで台無しになる作品がありますが、ホーンテッドマンションは綺麗にラストを飾って気持ちいい気分でEDを迎えることが出来ました。
ホーンテッドマンションという作品に触れて感じたこと
ホーン・デッド・マンションかと思ってたらそれは間違えでホーン・テッド・マンションが正解でした。
私はレビューサイトで星の数やレビュー投稿文を軽くチェックしてから映画を見ます。
不正な評価もあるみたいなので当てにはしていませんがある程度は参考になります。
というのもネームバリューがある原作でも信じられないくらいつまらない映画があるので下調べはとても重要です。
実際調べてみると星は中間値くらいだったので不思議に思ってレビュー投稿文を探っていくとその理由が分かりました。
良くも悪くも大人目線ではつまらないというのが理由の一つでした。
- 放映時間が短い
- ご都合主義
- アクションが非現実的(説得力がない)
- 良くも悪くもストーリーが王道
価値観は人それぞれなので面白さを保証するつもりはありませんが
週末の予定が空いてる方は大切な人と一緒に見るときっと楽しい時間になります。
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