目次
軽トラの荷台に隠れて移動
神社に隠してあった白い封筒
—十条篝 様(かがり)—
を回収した後に軽トラックに隠れて移動した可奈美と姫和。
所持品を確認している最中にあった茶色の封筒には1万円札が5枚ほどなので長年準備した計画ではないようです。
可奈美「これ、アナログのスペクトラム計?骨董品だ!中に入ってるのノロなんだよね。授業で使ったことある」
はいはいはいはいはい
ちょっとそこでストップ
スペクトラム計は多分あの化け物の場所を特定するためのものかと思われます。
は?ノロ?ノロとは一体なんだろうか…。ノロウイルス?
調べたら御刀の原材料を製造する際に発生する副産物みたいですね。消滅が難しくノロ同士で結合する特性があり、やがてそれが化け物(荒魂)になるとのこと。
多分真ん中にある赤い物体がノロです。
姫和「ノロの回収令が徹底される以前は皆それを使っていたそうだ。」
やがてデジタル式になったということですかね。
可奈美「これ誰のもしかして姫和ちゃんのお母さんも刀使だったの?」
回収令が徹底されたなら普通のマーケットでは入手が難しそうです。となると家族から貰ったと考えるのが自然です。
姫和「も?」
可奈美「私のお母さんも刀使だったんだぁ。すごく強かったんだって」
姫和「名前は」
可奈美「お母さんの?」
さぞ有名な刀使だったんでしょうねと思ってたら
姫和「お前…の」
( ^ν^)
可奈美「ひどい姫和ちゃん!私の名前知らなかったの!?」
お、おう。出会ってまだそんなに時間立ってないですよ^^;
指名手配
彼女らの学校の学長は警視庁刀剣類管理局局長に呼び出しをくらいます。
独立した省庁ではなく警視庁の管轄だったんですね。
潜伏先に心当たりがないか聞かれますが当然分かる訳がありません。
折神紫「では質問を変えよう。平城学館学長、刀剣類管理局への届け出には小烏丸は平城学館預かり現在適合者なしとなっているが」
小烏丸は姫和の御刀で千鳥は御刀ですね。元は各学校が保有しているものっぽい。
五條「報告が遅れまして申し訳ありません。小烏丸があの子を選んだんです」
羽島「小烏丸」
この言い方だとまるで刀に意思があるように聞こえます。
折神紫「衛藤可奈美は千鳥。十条姫和は小烏丸。それぞれの適合者だ」
羽島「千鳥と小烏丸ですか」
うーん意味深な会話です。穿った見方をすれば折神紫は計画的犯行だったと疑っているように思えます。何れにせよお互い色々隠しているような匂いはします。
折神紫「では十条姫和、衛藤可奈美の両名を確保する。二人はここに滞在し、この件に尽力してもらう」
羽島「分かりました」
五條「そうね」
反応が他人事で実に面白い
まあ実際無関係なんでしょうけど。
逃亡工作
刀を隠すために楽器屋でギターケースを購入した可奈美と姫和は安い宿に無事ベースを確保することができました。
可奈美「その御刀、切っ先の胸側にも刃があるね」
姫和「切っ先諸刃という昔の製りだ。小烏丸製りとも言われる」
見た感じ普通の刀ですね。そもそも刀って結構種類あったりするのでしょうか。
可奈美「へぇ〜、なるほど。それであの時突き技だったんだ」
姫和「あの時」
可奈美「ほら、ご当主様に止められた時」
姫和「お前あの突きが見えたのか」
可奈美「うん、何とか。あんなに速い迅移(じんい)は見たことないよ。あの技も凄かったけど神道流(しんとうりゅう)の技ももっと見たいなぁ。金髪の子との試合で使ったのしきのはがえしだよね。あれあそこで読まれてたら逆に危なかったよね」
お、おう…。
そして”しきのはがえし”の変換が分からん。
荒魂発見
可奈美が公衆電話で舞衣と通話したことが原因で居場所がバレて宿からズラかることに。
人通りの多いところの方が目立たない理論を実践した結果繁華街で楽しそうに遊ぶという愚行っぷり。
姫和「どこか泊まれるところを探そう」
可奈美「昨日みたいなところ?」
姫和「他にもネットカフェのような…」
突然
キィーーーーン
という音が響きます。
アラレちゃんが来たのかな?
可奈美「何か音してない?」
音の発生源はスペクトラム計みたいです。
可奈美「スペクトラム計が…荒魂」
姫和「居るな、近い」
可奈美「反応は1つ?」
姫和「まだ動きはないようだ」
ところで荒魂はどのような条件が揃ったら発生するんですかね。発生の件数が非常に少ないのであればまだしもわりと日常的に発生している節があるようですしここら辺少し気になります。
可奈美「あっちかな。ん?行こうよ」
姫和「いや、放っておこう。今はそんなことやってる場合じゃない」
ほんとそれ
可奈美「えぇ!?ダメだよ。すぐ退治しなきゃ被害が出ちゃう」
姫和「管轄の刀使たちがもう捕捉しているかもしれない。鉢合わせたら面倒だ」
面倒というかバッドエンド一直線です。
可奈美「でも…」
姫和「彼女らにはスペクトラムファインダーがある。発見にそう時間はかからないだろう。そもそも私たちだけでは荒魂を退治できてもノロは回収出来ない。散らすだけだ」
デジタル版のスペクトラム計。見た目はスマホで恐らくスマホにセンサーが組み込まれていると思われる。
可奈美「それでも被害が出るよりはいいよ。行こうよ姫和ちゃん」
ためらう姫和。立ち振る舞いはクールですがきっと優しい女の子でしょうから。
可奈美「捕まるのが嫌だからって荒魂を放置するなら姫和ちゃんがやったこと自体もおかしくなるよ」
それは言い過ぎでござるよ。
姫和「あっお前」
可奈美「行こう」
荒魂討伐完了
いち早く現場にたどり着き無事討伐完了した可奈美と姫和。
姫和「ノロの回収はどうする」
可奈美「えぇと」
これ手で触れたらヤバそう。少なくとも調理して食べるとかは無理そうですね。
「私が要請します」
そこに現れたのは舞衣。
姫和「美濃関の追っ手か」
美濃関といのは可奈美が通っている学校のことですね。
可奈美「待って姫和ちゃん。舞衣ちゃんは私の親友で…舞衣ちゃんどうしてここに」
舞衣「スペクトラムファインダーに荒魂の反応があったから。荒魂はもう退治してくれたみたいだけど、おかげで会えた」
姫和「親友だと言うならなぜ御刀を向けている」
確かに。
舞衣「私は可奈美ちゃんの親友です。親友だから私が助けます」
どうやら学長と取引したようです。姫和を手土産に持って来たら罪を軽くしてくれるんですって!
姫和「残念だがそれに協力は出来ない」
舞衣「協力しなくていいです。私が力づくでねじ伏せますから」
姫和「やってみろ」
そうして2人は戦うことになりました。
可奈美が逃亡を手助けした理由が判明
舞衣「私はこの一年半ずっと可奈美ちゃんの剣を受けて来ました。十条さん、あなたの剣は鋭いですが可奈美ちゃんより真っ直ぐでいなしやすいです」
ドヤァ
慢心は良くないよ慢心は。
舞衣「それに昨日見た太刀筋の鋭さがありません!」
ありましぇぇぇん!
勢いに乗って舞衣の鋭い一発が決まるかと思ったら
キィィン
何と可奈美がそれを防いでしまいました。
可奈美「ごめんね舞衣ちゃん。私も姫和ちゃんもまだ捕まるわけにはいかないの」
舞衣「どうして」
可奈美「私見たの。ご当主様が姫和ちゃんの技を受け止めた時何もない空間から二本の御刀を取り出してその時後ろに良くないものが」
このセリフの後に過去のシーン(上の画像)が映りますが確かにヤバそうな目玉が居ました。
舞衣「良くないもの…」
姫和「やはりお前には見えていたのか」
可奈美「うん。一瞬だったし見間違いかと思ったけどやっぱりあれは荒魂だった」
舞衣「荒魂!?そんなはずあの人は折神家の当主様で大荒魂討伐の大英雄で」
姫和「違う。奴は折神紫の姿をした大荒魂だ」
可能性として考えられるのは
・飼い慣らしているコース
・折神 紫の姿をした大荒魂コース
・共存コース
このどれかだと思います。
舞衣「じゃあ折神家も刀剣類管理局も伍箇伝も」
姫和「その全てを荒魂が支配している」
なんだかんだ和解(?)を果たして手作りのクッキーを渡されて別れます。
ちなみに本日は公園の遊具の中に泊まるようでクッキーを食べている途中に紙が入っていることに気づきます。
このような事情があったことは最初から予想していたようで電話番号が書いてある紙が入っていました。
結論
やっと可奈美がリスクを負って逃亡の手助けをした理由が判明しましたね。根っからの戦闘バカだと思ってゴメン(-人-;)(;-人-)ゴメン。これからの逃亡生活がどうなるのか楽しみです。
ツッコミどころが1つあって、繁華街でのんびり楽しんでいたのは何だったのか。
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